beauty

キレイを目指して

ネイルケアで知る、健康状態

爪の役割って?  ほとんどの人が、普段は気に留めることもない自分の爪。みなさんは爪がどんなはたらきをしているのかご存じですか?  そもそも爪は皮ふの表皮が角質化して固くなったもので、最大の役割は指で物を掴むときや力を入れるときの支え。実は、指の骨は指先まで伸びておらず、爪がなかったら力を入れることができません。細かい作業ができなかったり、物を上手に掴んだりするためには、指先に爪があることが必須なんです。  足の爪も同様に歩くときに重要な役割を果たしていて、バランスをとることはもちろん、爪がなければ歩けない状態になってしまうほどなんですよ。また、神経が集中している指先を守る役割も担っています。 なにでできてるの?  爪の主成分は、髪と同じケラチンというタンパク質です。薄い層のなかに水分や脂肪も含まれていて、季節や環境、年齢によって変化します。通常、健康な人の爪の16%〜20%は水分だといわれているんですよ。また、爪は年齢を重ねれば重ねるほど厚くなり、伸びるスピードも遅くなる傾向に。 爪って1日でどれくらい伸びるの? 手の爪は1日に約0.1mmほど伸び、足の爪は1日に約0.03mm伸びるとされています。伸びるはやさが違うのはカラダの代謝が関係しているとされていて、足よりも手を使う頻度が高く、血液の循環が良いことが理由なんです。 まずは表面をチェック! 01 縦に筋が入っている 老化と乾燥が主な原因。表面を軽く削ってなめらかに整えネイルオイルやクリームで乾燥を防いだりマッサージで血行促進したりして爪の成長を促しましょう。 02 横に筋が入っている 打撲や甘皮の切りすぎ押しすぎなど外からの衝撃が原因かも。表面を軽く削ってなめらかに整え、乾燥を防ぐためにネイルオイルやクリームで指先にうるおいを与えて。 03 二枚爪になっている 二枚爪は爪の層に空気が入って層がめくれ上がってしまうこと。爪切りの衝撃やリムーバーの使いすぎ、乾燥が原因として考えられます。長さは爪やすりで整えましょう。保湿も忘れずに。 04 白い点がある 角質異常、打撲などが原因。一度できたものは消すことはできませんが、爪の成長とともに消えてしまうものなので爪が伸びるのを待ちましょう。カラーポリッシュなどでカバーしてもOK。 05 爪半月がない 爪の根元にある乳白色の三日月のような部分、爪半月(そうはんげつ)がないことも。爪半月が大きいほど血液循環が良いとされていますが、全部の爪になくても特に問題はありません。 06 巻爪になっている 爪に圧力がかかり、皮ふに食い込むことによって起こります。手の指だけでなく靴で圧迫されやすい足の親指や小指に多いのが特徴。 07 ささくれ 強めの洗剤やリムーバーで乾燥して爪の周りの皮ふが裂けてしまった状態。過度な甘皮除去も原因です。爪切りやニッパーで皮を切り、ネイルオイルやクリームで保湿を。 08 爪周囲炎 荒れた皮ふや外傷に菌が侵入し、赤く腫れ上がった状態。痛みを伴ったり化膿してしまったりすることもあるので、指先を消毒しできるだけ清潔に保って過ごしましょう。 爪の色も忘れずチェックを! 01 白っぽい ストレスや強い疲労感はありませんか?貧血や血液の巡りが悪い可能性が。まれに内臓疾患による場合もあるので注意を。 02 紫になっている 血液中の酸素濃度が低下している状態。抹消神経障害や指先の血行不良、貧血の可能性が。まずはカラダを温めて、色が戻るか確認を。 03 赤っぽい 爪が根元まで赤くなり、カラダも熱い場合は、喉が渇いている、便秘、高血圧などが考えられます。 04 黄色っぽい 特定の指だけ黄色い場合はタバコが原因のことも、全体が黄色い場合は黄疸や肝臓疾患の恐れが。検査が必要な場合もあるので注意。 05 黒い部分がある 外からの強い衝撃に心当たりがないならば、爪のほくろの可能性が。悪性のガンの場合もあるため、気になる場合は一度病院を受診して。 06 グレーがかっている 爪の色が黒やグレーがかっているときは、水虫の可能性が。かゆみなどもなく気づきにくいので放置しがちですが気づいたら病院へ。 健康的な爪ってどんな爪? 健康的な爪は、表面がつるっとしている、ささくれがない、先の部分が半透明、爪そのものが薄いピンク色という4つの条件をクリアする爪。爪は骨ではなく皮ふなので、しっかり保湿して血行を良くすることが、健康的な爪を目指すための必須事項です。 セルフネイルケアで目指せ指先美人 意外と見られている指先、ケアしているのとしていないのとでは違いは歴然です。正しいセルフネイルケアで指先まで美しい手を目指しましょう! HOW TO USE Step 01 爪はネイルファイルで削って形を整えて! 爪に対して45℃の角度でネイルファイルをあてて一定方向に動かしながら爪の形を整えましょう。爪先の白い部分は2mm程度残すのがベスト。 Step 02 ぬるま湯に指を入れて甘皮をふやかす ぬるま湯に指を入れて甘皮をふやかします。甘皮の処理は定期的に行うことで甘皮の量が適量になり、見た目もよりきれいになりますよ。 Step 03 コットンを巻いた指で甘皮を押し上げる 湿らせたコットンかガーゼを親指に巻き、反対の指の甘皮をやさしく押し上げます。ゆっくりやさしくが基本。やりすぎないように注意して。 Step 04 ネイルオイルやクリームで保湿する ネイルケアのあとは爪周りの保湿も忘れずに。専用のネイルオイルがあると◎。マッサージするようになじませると血行が良くなります。 まとめ いかがでしたか? ネイルケアはもちろんですが、ぜひこまめに爪の状態をチェックして、自分の健康状態を確認してみてくださいね。

ご愛用者さまに聞いた、クレイクリームシャンプー効果実感ストーリー

福井さまの髪のお悩みと、coconeシャンプーを使い始めたきっかけはなんだったんですか? 昔から髪の量が多く、硬い髪質だったので少なくすいたらくせ毛が広がる感じで。ずっと悩んでいたので、色んなシャンプーを試していました。自分に合う美容室もなかなか見つけれらなくて困っていたときに、広告でcoconeシャンプーを見つけて。 「へアイロンがいらなくなる」という言葉に惹かれて試してみよう!と思い購入を決意しました。 中学生の頃から、髪をくくってもゴムが切れてしまうほど硬くボリュームのある髪質に悩まされていたんです。 coconeシャンプーと出会って、どんな髪の変化がありましたか? 最初は、髪の手触りが柔らかくなって手ぐしがすーっと通るようになったことから実感しました。 使い続けることで何かほかに変化はありましたか? まず1番変わったのは、ヘアアイロンをしなくなったこと。 前はくせ毛を抑えるためにアイロンしていたのに、今はスタイリングはオイルをつけるだけで大丈夫になりました。 あと、美容室の頻度も変わったんです! 4年前は、2ヶ月に1回は行ってトリートメントもしたのに、今ではたった年2回に。美容室に行かなくてもcoconeシャンプーでホームケアできるので十分だと感じてます。 しかもこの前、ばっさり髪を切って、4年前と同じ髪形にしてカラーまでしたのに、まとまり具合の違いに驚きました。本当に髪質が変わったんだと、そこで特に実感したんです。 髪だけでなく、気持ちにも変化があったという福井さま。 coconeシャンプーを使っている時間は、「自分をちゃんと大切にできてる」って実感できるから好きなんです。 自分に良いことしてるな〜って思うと安心するし、明るい気持ちになれます。 自分のためにケアできていることが自信に繋がってます。 福井さまのお気に入りの使い方をご紹介 長く使ってくださっているからこそ知っている、理想の髪に近づくおすすめの使い方を教えていただきました。 今ではcoconeクレイクリームシャンプーがなくてはならない、「絶対的味方」であり「毎日欠かせない存在」だと話してくださった福井さま。 貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!

髪と向き合う

そもそも髪って、なにで、どんなふうにできてるの?  人の顔立ちを際立たせ、印象に大きな影響を与える髪。頭皮全体で10万本ほどあるとされていて、成分のほとんどはケラチンというタンパク質の一種。0.08mmともいわれる細い髪のなかは、ウロコ状に巻き付き髪を守るキューティクル、芯となるメデュラ、太さやコシに関係するコルテックスの3層からできています。 知っているようで知らない 髪の役割いろいろ 人の大切な頭部を衝撃から守ったり、暑さや寒さを防いだり…… なんとなく想像できる役割もありますが、ここでは改めて髪の本来の役割を見てみましょう。 1 直射日光を防ぐ 紫外線から頭皮を守ってくれます。特に髪の色素であるメラニンが紫外線を吸収し、頭皮へのダメージを減らしています。 2 体内の老廃物質を排出する 水銀、カドミウム、鉛などの有害物質を毛髪の内部に蓄積し、毛髪を通じて体外に排出してくれます。 3 衝撃を和らげる 衝撃の吸収剤としての役割も。髪の毛一本一本が柔軟で弾力があり、密集することで衝撃を分散し、頭部にかかるダメージを軽減します。 4 暑さや寒さから身を守る 脳を極端な温度変化から守っています。寒い時は頭皮の熱が逃げるのを防ぎ、逆に暑い時は直射日光を遮って過度な熱を頭に与えないようにします。 一般的なヘアサイクルのこと  髪はどうやって生えてくるの?髪を早く伸ばしたいけど、どうにかならないの?などなど、ヘアサイクルにまつわる疑問は意外と多いもの。知ることで悩みが減るかもしれませんよ。 発毛 休止期に入り抜け落ちた髪のあとから、新しい髪が生えてきます。 成長初期 栄養を髪に送るための毛乳頭を毛根が抱え込み、細胞分裂を繰り返してぐんぐん成長します。 成長期 髪の成長期は5~6年間。毛根のなかで毛乳頭が髪へ栄養を送り込むことで、髪が太く成長します。 退行期 この期間は2~3週間。細胞の分裂が止まり毛根が少し押し上げられます。毛乳頭からも切り離されます。 休止期 休止期は2~3ヶ月あり、次の発毛の準備が整ったら表面に押し上げられ、抜け毛となります。 まつ毛のサイクルも髪と同じ?  髪のように長く伸びることはないまつげ。まつげの場合は、発毛から脱毛までのサイクルが3〜5ヶ月で、成長期はたったの4週間、長さが伸びない休止期が4ヶ月ともいわれています。1日に伸びる長さは約0.1〜0.18mm。少しずつ伸びて、一定の長さが保たれるようになっています。 髪へのダメージの原因あれこれ  日常生活の中にたくさん隠れている髪へのダメージ原因。強くしなやかな髪を保つためには、少しでもダメージのもとを取り除くことが大切です。代表的なダメージ原因を確認していきましょう。 01 摩擦 無理なブラッシングや就寝時の枕との摩擦は、キューティクルがはがれる原因になります。 02 熱 髪はとても熱に弱いもの。ドライヤーやヘアアイロンなどの熱も、ダメージにつながります。 03 紫外線 髪にとっても紫外線は大敵。キューティクルのタンパク質を変性させてしまいます。 04 カラー・パーマ剤 カラー剤やパーマ剤はアルカリ性。一方髪は弱酸性なのでアルカリ性のものに弱く、キューティクルがはがれる原因に。 代表的な髪のトラブル3パターン 01.白髪 白髪は30代から増えはじめることが多く、ストレスや栄養不足が原因のことも。遺伝により白髪が増えやすい体質もあります。髪のメラニン色素が抜けてしまっているので、マッサージなどで頭皮の血行を促進し、毛根を刺激することが大切です。 02.パサつき・切れ毛 パーマやカラーの薬剤で髪のなかのタンパク質が溶け出したり、紫外線が原因でタンパク質が変性しておこりやすいトラブルです。丁寧に扱い、トリートメントなどでうるおいを補給しつつヘアコート剤で保護するのがおすすめです。 03.フケ・かゆみ 頭皮は皮脂の分泌が多く、フケやかゆみの原因になりがちです。シャンプーをするときは髪だけを洗うのではなく頭皮を揉むように洗い、しっかりとすすぎましょう。思春期などのターンオーバーが活発な時期は、悩みやすい時期でもあります。 いまから知っておきたい 薄毛のこと  最近では加齢やストレスの影響で女性が悩む症例も増加している薄毛。局所的ではなく全体的に薄くなっていくのが女性の薄毛の特徴で、40代以上で気になりはじめるのが一般的です。 薄毛がはじまるかも?要注意チェックリスト 女性が悩む薄毛、原因はなに? cause01:血行不良 ストレスを感じたりカラダが冷えていたりで血行不良が続くと、髪に栄養が行き渡らなくなり薄毛の原因に。 cause02:女性ホルモンの減少 女性ホルモンにはヘアサイクルを整える働きがあります。閉経によってホルモンバランスが乱れたり、食生活の乱れで女性ホルモンが減ってしまうと、薄毛の原因になることも。 知っておいて損なし!女性の薄毛対策あれこれ solution01:ヘアケアを見直す いつものヘアケアに頭皮マッサージを追加したり、いままで以上にすすぎ漏れに気をつけたりして、頭皮環境を改善してみて。年齢が若い場合は、規則正しい生活習慣も効果的ですよ。 solution02:女性ホルモンを補う 女性型の薄毛の場合、大豆に含まれる「大豆イソフラボン」を意識して摂取するのがおすすめ。植物性エストロゲンと呼ばれていて、女性ホルモンのエストロゲンと同じ働きをしてくれます。 まとめ 髪のトラブル、思いあたるものはありましたか? 一気に良くなったことが目に見えにくい部分ではありますが、こまめなケアがきっと未来の自分に戻ってくるはず。できるところから取り入れて、ずっとキレイな髪を保ちたいですね。

UVケアのいろは

01 紫外線にも種類がある。  そもそも太陽の光には3種類あり、目に見える「可視光線」、見えないけれども赤色の外側に属する「赤外線」、同じく見えないけれど紫色の外側に属する「紫外線」に分かれています。UVケアをする上で大切になるのは、この紫外線を知ること。  この紫外線にもさらに種類があり、特にわたしたちが注意するべき紫外線は「紫外線A波」と「紫外線B波」の2つです。それぞれに特徴があり、肌への影響も違うんですよ。 02 紫外線は一年中降り注いでいるってほんと?雨やくもりの日は気にしなくて大丈夫?  紫外線が一年中降り注いでいるのはほんとう。でも、その量は季節や時間帯、場所や天候によっても変化します。紫外線の量が年間で最も多いのは、春から夏にかけて。まだ日差しの強くない3月頃から紫外線量が急激に増加します。  とはいえ真冬でも夏の半分程度は紫外線量があるため油断は禁物。年中UVケアが必要だとされるのは、この紫外線量が理由なんです。  また、雲は太陽光を遮ることができるため紫外線量は天候によっても大きく変化します。紫外線の種類によっては薄い雲であれば透過してしまったり、ガラスを透過してしまったりする場合もあり、雨やくもり、室内にいるからといって紫外線を避けて暮らせるわけではないんです。  大人はもちろん、室内で過ごす小さなお子さまにもUVケアは必要なので注意しましょう。 肌への影響大!気にすべき紫外線2種と肌へのダメージ UV-A 太陽から届く紫外線の約90%はこのUV-A。 肌の奥深くまで入り込み、ハリや弾力をつくる細胞を傷つけるのでシワやたるみの原因になります。急激な日焼けの直接的な要因とはなりませんが、十分注意が必要です。 UV-B 肌の表面までしか達しない半面、色素細胞を活性化させシミやそばかすの原因になる紫外線です。 UV-Aと比べ降り注ぐ量は少ないものの、UV-Aの1000倍も皮ふにダメージを与え、日焼けの直接的な原因となります。 サンバーンとサンタンってなに?  サンバーンとは日焼けで皮ふが赤く炎症を起こすこと。ひどい場合はやけどと同じ状態になってしまうこともあります。サンバーンを起こすほどの日焼けを繰り返すと皮ふガンの要因にもなるといわれているため、注意が必要な日焼けです。  一方サンタンとは、日焼けで皮ふが黒くなること。炎症を起こさないような軽い日焼けは、これに属します。紫外線に当たることでメラニンが増加し、肌の色が黒くなることをサンタンと言うのです。生まれ持った肌のタイプによってもどのような日焼けが多いタイプか違うんですよ。 今年こそ焼きたくない!日焼け止めの正しい選び方 毎年さまざまなサンケア商品が発売されていますが、日焼け止めなどに記載されているSPFやPAの正しい意味、知っていますか?それぞれの意味を正しく理解して、シチュエーションに合った日焼け止めを使いましょう。 SPFとPAってなに? SPF SPFとはSun Protection Factorの略で、UV-Bによる日焼けを防止する効果を表す数値です。赤くなってヒリヒリしてしまうサンバーンを起こすまでの時間を何倍に伸ばせるかの目安として2〜50倍、50倍以上の場合は「50+」と表記されます。数値が大きいほどその防止力が高いんですよ。 PA PAとはProtection Grade of UV-Aの略でUV-Aによる日焼け防止効果を示したもの。UV-Aを浴びてから2〜24時間でどれくらい肌が黒くなったかを数値で表したものが、さらに分かりやすく+の記号で表現されています。+の数が多いほど防止力が高まります。 SPFとPAは、シチュエーションで選ぶのが正解! 5年後の肌を左右する日焼け止めの正しい使い方 日焼け止めの恩恵をきちんと受けるためにも、正しい使い方をマスターしましょう。 No.1 正しい使用量は思っているよりも多いかも 日焼け止めに表示されるSPFの効果を得るには、1平方センチメートルあたり2mmの厚さで塗布する必要が。顔全体に塗ると仮定したとき、500円玉大くらいの量を塗らなければきちんと効果が発揮されません。 No.2 こまめな塗り直しが必須です! 汗をかいたり、時間が経ったりしている場合は塗り直しが必須。2〜3時間に1回は塗り直さなければきちんと効果が発揮されません。 日傘を選ぶポイントは?  紫外線が強い時期に、日焼け対策として日傘を使う方も多いはず。そんな日傘、選ぶときに迷ったことはありませんか?せっかく使うなら日焼け防止効果の高いものを使いたいですよね。日傘を選ぶときに注意して見るべきポイントは、日傘の内側の色なんです。表面はどんな色でも紫外線対策加工がされているものを選べばその効果が得られます。  ただ、紫外線は地面からも反射するため、傘の内側の色ができるだけ濃いものを選ぶと、傘の内側で紫外線が反射することなく、余計な紫外線を浴びる心配も少なくなりますよ。

腸内環境と肌の、深い関係

腸内環境は、肌にどう影響するの?  まずは、腸内環境のお話から。そもそも腸内では、3つの種類の常在菌が働いています。腸内の活動を活発にする善玉菌、腸内の腐敗を進めてしまう悪玉菌、善玉菌と悪玉菌の様子を見て活動する日和見菌。それぞれのベストなバランスは《善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%》といわれていて、比率が崩れることで腸内環境も崩れてしまうんです。  腸内環境の悪化により肌荒れを起こしてしまう主な原因は、悪玉菌が増えてしまうこと。悪玉菌が発生させる有害物質が腸に吸収され、血液を介して全身をめぐり、汗や皮脂と一緒にカラダの外へ排出されます。そのとき、肌への刺激になったり、ターンオーバーが乱れたりして肌トラブルにつながってしまうんです。  また、腸内の悪玉菌が増えると肌の弾力を保つ機能を老化させる成分が発生することも。放っておくと、シワやたるみ、くすみの原因になってしまいます。 あなたの腸内環境、大丈夫?腸内環境チェックリスト 2つ以上チェックがついたら要注意! 腸内環境が乱れているかもしれません。 食生活を見直してみて! すはだ美人になるためのHINT HINT 01腸内環境を整えるために、食物繊維とオリゴ糖を摂るのが正解! 腸のぜんどう運動を促進させる食物繊維と、善玉菌のエサになるオリゴ糖は積極的に摂りましょう。オリゴ糖として販売されているものはもちろん、バナナやきな粉などにも含まれています。hugkumi+が販売しているはぐくみオリゴもおすすめです♪ HINT 02腸内の菌たちは温かいところが大好き!口にするものは温かいものが◎ 人のカラダの深部の体温は37度前後。菌がいちばん居心地が良いのはこれくらいの温度なんです。 カラダの深部の温度が低くなってしまうと、菌の活動も抑えられてしまいます。カラダは冷やさないよう気をつけましょう。 HINT 03運動はやっぱりカラダに良い!毎日の中に取り入れられるものを。 適度な運動は、腸の働きを活性化させます。とはいえすぐに運動をするのは難しいので、まずは生活の中に取り入れられる、短い時間でできるものからはじめてみて。理想的な運動量は、1日に9,000歩前後のウォーキング(1時間半程度)と言われています。 HINT 04食事はゆっくりが基本。しっかり噛んで食べることで消化がスムーズに。 消化がスムーズであれば、腸内環境は整いやすいもの。日本人は比較的胃酸の分泌量が少ないとされているため、よく噛んで食べることで胃での消化を助けることができます。ひと口につき30回以上噛むことが理想。急いで食べずに、ゆっくり食事を楽しんでみて。 ところで…腸内フローラってなに?  腸内フローラとは、善玉菌や悪玉菌などの腸内常在菌群のこと。腸内にお花畑(フローラ)のように種類ごとに群生していることから、そのように呼ばれるようになりました。腸内に生息している菌は、1000種1000兆個以上ともいわれ、最近の研究では太りやすい・痩せやすい体質も、腸内の細菌と関係しているという結果も出ているんだとか。 すはだ美人は腸がキレイ!すはだ美人の腸活TODOリスト カラダの中からキレイになるためには、なにをしたらいい?食生活を変える?運動? 腸内環境を整えて、すはだ美人になるためのTODOリストをご紹介します♪ 【食生活を考える】健康のためには、自分に合った発酵食品を見つけて、毎日発酵食品を摂ることが大切です。 甘酒 飲む点滴とも言われる栄養満点の食品。 おやつ感覚で取り入れられるかも。 味噌 調味料だから取り入れやすい! インスタントのお味噌汁を追加するだけでも◎ ヨーグルト 乳酸菌といえばこれ!朝ごはんにプラスしてみて チーズ 乳酸菌とカルシウムが豊富。 キャンディタイプなど、さまざまな形があるのも魅力的。 納豆 ご飯のお供に! 良質なタンパク質も同時に摂れます! 【食生活を考える】食物繊維のことを知って、食事に取り入れる 食物繊維は 「ヒトの消化酵素で分解されない食物中の総体」。 水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がある 水溶性食物繊維 腸内で分解されたら、善玉菌のエサになってくれる。 不溶性食物繊維 腸内のお掃除に一役買ってくれる。 どう食べる?発酵食品+食物繊維 【カラダを動かす】 毎日取り入れられる、かんたんすっきりエクササイズに挑戦する exercise01 お腹ひねり体操 椅子に浅く座って足を組み、上の足の方向にカラダをねじった状態で深呼吸を大きく10回。 深呼吸をするときは、息を吸うときにお腹をふくらませ、息を吐くときにお腹をへこませるイメージで。肩がすくんだり、無駄な力が入ったりしないように注意しましょう。反対側も同じように行います。 exercise02 お腹伸ばし体操 椅子に浅く座ったまま、背筋を伸ばします。片手をまっすぐ上げ、脇腹の筋肉を伸ばすようにカラダを横に倒したまま、深呼吸を10回する。 このとき、カラダは真横に倒すように気をつけて。腹筋に力を入れるのがコツ。反対側も、同じようにカラダを倒します。必ず、お腹を意識しながら行ってくださいね。 exercise03 赤ちゃんのポーズ 仰向けに寝て両ひざを立て、両手でひざを抱える。手が届かない場合は、ひざに手をかけるだけでもOK。背中をできるだけ動かさないように、重心を左右にゆらゆらと移動させる。 キツくない程度、楽な気持ちで行うのが◎。呼吸は自然呼吸で大丈夫。寝る前に取り入れてみて。

花粉肌との向き合い方

花粉皮ふ炎ってなに?どうして肌が荒れるの?  くしゃみや鼻水など、日常生活にも大きな支障をきたす花粉症。そんな花粉症の症状のひとつに、肌にかゆみや赤みが出る、ヒリヒリして痛い、乾燥するといったものがあるんです。花粉皮ふ炎と呼ばれ、比較的女性に症状が出ることが多いとされています。花粉皮ふ炎の症状が出る出ないの差は、肌のバリア機能が正常に働いているかどうか。  健康な肌であれば花粉を肌表面ではね返すことができるため、アレルギー反応が出ることはありません。 でもバリア機能の弱まった肌は付着した花粉を肌の内部まで通してしまうことで抗体が反応。赤みや痛みが出てしまうのです。もともとアトピー性皮膚炎などの疾患がある場合は、特に注意が必要です。 花粉の季節に向けていまからできる肌支度4つのヒント SKIN CARE 花粉皮ふ炎を防ぐために大切なのは、とにかく肌のバリア機能を正常に戻すこと。いくら保湿しても乾燥する、普段使っているものも刺激になるようなら、一度病院を受診してみて。 change01洗顔前に水洗いで花粉をすすぐ 顔についた花粉を直接肌にこすりつけないよう、洗顔前に水洗いができるとベスト。クレンジングや洗顔料も、肌に刺激の少ないタイプを選びましょう。 change02スキンケアはミニマムに 肌がピリピリするときは、刺激になる化粧水や乳液、美容液はお休み。油分を多く含んだクリームやワセリンだけのケアに切り替えて。塗るときも、広げるのではなく押し当てる感覚で。 FOODS 肌にとって良いものは外から補充するだけではなく食事から取り入れることを意識して。特に腸と免疫は切っても切れない関係!いまから腸内環境を整えつつ、春を待ちましょう。 change01和食を意識するのが◎ 腸内環境を整えるためには、やっぱり和食が◎。お味噌汁や納豆をプラスするなどできる範囲からはじめて。また、抗酸化作用のあるほうれん草やトマトなどの食品も意識して摂りましょう。 change02お酒は控えるのがベスト お酒は体温が上昇してかゆみが増してしまうことも。肌以外の花粉症の症状も悪化することが多いです。どうしても飲みたい時は飲みすぎないように気をつけて、適度に楽しむようにしましょう。 SLEEP 花粉皮ふ炎は、そもそも花粉へのアレルギーが原因。免疫を高めることで、ある程度症状を緩和することだって夢ではありません。質の良い睡眠を心がけて、免疫力をアップ! change1睡眠時間の理想は6〜7時間 ちょうど良い睡眠時間は人それぞれですが、基本的には6〜7時間の睡眠が理想的と言われています。休日だからといってお昼まで寝ているような生活は、見直したほうがいいかもしれません。 change2夜間でも換気は控えめに 室内で肌に花粉が付着するのをできるだけ防ぐために、夜間であっても窓を開けての換気はなるべく控えて。空気清浄機を活用すると◎。雨の日は花粉が湿気で舞いにくくなるので、換気チャンスです。 WORK OUT 免疫力を高めるには、適度な運動が大切。とはいえ忙しい毎日のなかで、時間をとって運動するのは難しいですよね。日常のちょっとした場面で、運動をプラスしてみませんか? change1ひと駅ウォーキングはいかが? 特別な運動ではなく、毎日の生活のなかで置き換えられる運動がおすすめ。ひと駅先に降りて目的地まで歩いたり、自転車移動や、階段をのぼってみたりなど、毎日続けられるものを選んで。 change2就寝前のストレッチや瞑想も◎ 心に余裕をもたせることも免疫力アップの秘訣。アプリを使った瞑想や、ベッドに入る前のかんたんなストレッチで副交換神経に切り替えて。 教えて!みんなの花粉肌対策 hugkumi+にも、花粉の時期に肌荒れで悩むスタッフが多いんです。そんなスタッフが毎年どんな対策をとっているのか、聞いてみました! オイルカットのアイテムでスキンケア べたつきを抑えるために、化粧水や乳液もオイルカットのものを使用。乾燥が気になるときは化粧の上から使えるミストでうるおいをプラスします。 シンプルメイクに切り替えます メイクを最小限にします。目をこすってしまうから、ポイントメイクもなし!メイクの仕上げに花粉をブロックしてくれるスプレーも活用していますよ。 ヘアスタイルも花粉用にチェンジ 髪についた花粉が肌にもたくさん付着すると聞いて、花粉の季節は髪が顔にかからないように工夫しています。整髪料を変えてベタつきをなくすのもおすすめ。

隠れ敏感肌を知ろう

そもそも敏感肌って?  肌にもともと備わっているバリア機能。これがなんらかの理由で低下してしまい外からの刺激に反応してしまう状態を敏感肌と呼びます。  健康な肌は、角質層がぴっちりきれいに並んで肌の表面に皮脂膜がある状態。それが肌を外の刺激から守ってくれています。敏感肌の場合は、この皮脂膜に十分な水分が保たれず、隙間が空いてしまっているイメージ。そのままケアせずにいると、本来肌に保たれるはずの水分も隙間から蒸発してしまい、さらに乾燥が進んでしまう悪循環に。  アトピーがある場合や肌が赤くなってしまうなどの目立った症状が出る人だけでなく、気がつかないうちに敏感肌になってしまう「隠れ敏感肌」にも注意が必要です。たとえば髪の毛が肌に当たっただけで肌がチカチカして気になる、いつもの化粧水なのになんだか今日はピリピリする、といった症状はバリア機能がうまく働かず敏感肌になっている証拠。生活習慣を見直すなど対策が必要かもしれません。 普通肌と敏感肌の違い 健康肌 本来の肌は、角質層が水分を抱え込んで細胞同士をつなぎとめ、ぴっちり隙間なく並んでいます。 敏感肌 細胞1つひとつが乾燥してちぢみ、角質層の水分が不足することで皮ふ表面が隙間だらけに。 敏感肌の原因は?冬はなりやすいの?  肌のバリア機能が低下してしまう大きな原因は、なんとストレス。ストレスは血流の流れを悪くし、活性酸素が発生する要因となります。この活性酸素が、肌の大敵。シミの原因となるメラニンをつくる、コラーゲンを断裂するなど肌へのダメージが発生し、それがバリア機能の低下につながってしまいます。  また、いまの時期は外気も乾燥しているうえ、暖房などで屋外の湿度もかなり低くなっています。こまめに水分や油分を補給することがマストですよ。  さらに、睡眠不足や栄養不足、腸内環境の悪化もバリア機能を低下させる要因に。特に亜鉛・鉄分などの不足しがちな栄養素は、ストレスで消耗されやすい栄養素でもあります。サプリメントなどを活用して積極的に摂るようにしましょう。 \実は敏感肌なのかも!/隠れ敏感肌の原因はコレ! 上記のチェックリストでチェックのついた方は、ぜひ原因を確認してみて。原因が分かれば、少しの対応で改善することもありますよ。 敏感なときほど大切に。素肌にやさしい過ごし方 冬の敏感肌と上手につきあうためには、毎日のスキンケアの積み重ねだけでなく過ごし方も大切。 続けることで変化を実感できる肌との向き合い方をご紹介します。 scene.1  Good morning! 早起きは良いことばかり!起き抜けは水分が不足しているので、白湯などで胃をびっくりさせないような水分補給を。カラダの乾きは肌の乾きにつながります。 scene.2  Morning care 起床後はなるだけ早く洗顔を。洗顔料もきちんと使って前日のクリームやオイルをリセットすることから始めましょう。化粧水と乳液は惜しまずにたくさん使って丁寧に入れて。朝のケアをしっかりするだけで、日中のストレス源から肌を守ることができますよ。 scene.3  Make up メイクも大切なスキンケア。敏感になっている時期だからといってお休みしなければいけないわけではありません。肌に負担の少ない成分のものを使ってくださいね。また、敏感肌に紫外線は大敵。紫外線対策は忘れず毎日必ず行って。 scene.4  Breake fast 食事はカラダをつくる大切なもの。お味噌汁や野菜スープなどは起き抜けのカラダに優しい食事です。また、ビタミンCが多く含まれるキウイやイチゴ、必須脂肪酸を多く含むナッツ類は朝の忙しい時間にも簡単に取り入れられます。 scene.5  Check for dry skin 日中は肌が乾いていないかをこまめにチェック。敏感肌に乾燥はNGです。とくにこの時期は暖房で室内の空気が乾燥していることも多いもの。クリームやオイル入りミストなどでうるおいを補給しましょう。白湯やノンカフェインの飲み物で内側からの水分補給も忘れずに。 scene.6  Lunch time バランスの良い食事を心がけて。サクッと食べられる丼ものや麺類を選びがちですが、血糖値が上がりやすい食事が続かないように気をつけてくださいね。 scene.7  Bath time 熱すぎるお湯は角質の保湿成分を洗い流してしまう可能性も。40度程度のぬるめのお湯を心がけましょう。お湯につけた肌がピリッとするときは、湯船につかる時間も短めにして。 scene.8  Night care 入浴後は1秒でも早くスキンケアを。いつもの化粧水で肌がピリつくのであれば、精製水など刺激の少ないものに変えてみて。お手入れの最後に乳液やクリームでフタをするのは忘れずに! scene.9  Good night! シーツや枕カバーは清潔ですか?こまめに取り替えて、清潔なものを使ってくださいね。気温が下がると湿度も下がってしまうので、加湿器を使うのも◎。眠るまえは電子機器を使うのも控えて、ゆったりした気持ちを作りましょう。

秋には秋の、スキンケア

秋の肌トラブル、原因はなに?  少し気温も落ち着いて過ごしやすい秋ですが、肌は満身創痍。みなさんも「なんだかくすんで見える気がする」「夏よりも乾燥が気になってきた」なんて経験があるのではないでしょうか。 秋口に肌トラブルが増えるのは、何を隠そう夏の間に受けた紫外線ダメージが主な原因。紫外線には、肌の奥にある真皮まで届くA波と、表面でシミの原因になるB波があり、それぞれが肌へ甚大なダメージを負わせているんです。 紫外線A波 太陽から届く紫外線の約90%はこれ。 肌の奥深くまで入り込み、ハリや弾力をつくる細胞を傷つけシワやたるみの原因に。 紫外線B波 肌の表面までしか達しない反面、色素細胞を活性化させシミやそばかすの原因に。日焼けの直接的な原因でもあります。  加えて夏はたくさん汗をかきますよね。汗と一緒に肌に必要なビタミンやミネラルも出ていってしまい、栄養不足になりがち。その状態が続いてしまうと、秋になって肌トラブルという形で目に見えるようになってしまうんです。