知ってるのと知らないのとでは大違い!洗濯、きほんのき

洗濯物は基本的に「着た日に洗う」が鉄則!


キレイなように見えても、1日着た服には皮脂や汗がついています。時間が経つほど雑菌が繁殖して臭いが発生しやすくなるうえ、汚れも落ちにくくなるもの。汚れをしっかり落としたり衣類を長持ちさせたりするためには、着た日に洗濯がおすすめ。


柔軟剤や漂白剤は毎日使わなくてもOK!


日常の汚れは洗濯洗剤で十分落ちるうえ、柔らかく仕上げることもできるから、毎日柔軟剤や漂白剤を使う必要はありません。ただ、漂白剤は汚れ落としの最終手段として有効ですし、柔軟剤には静電気を防ぐ効果も。ポイントで上手に使用できると良いですね。


ドライクリーニングで汗汚れは落ちない!


ドライクリーニングは、油性の汚れを落とすためのもの。汗は水溶性なので、同じ洗濯方法では落ちないんです。洗濯表示のドライマークは、「ドライクリーニングができるよ!」という意味で、ドライクリーニングで洗わなければいけないわけではないんですよ。


大切なのは、洗濯前の下準備!


ついつい洗濯機の性能に頼ってしまいがちですが、洗濯をするうえで1番大切なのは下準備。洗濯機にかける前に汚れを浮かせるひと手間をかけることで、生地を傷めずに衣類をキレイにすることができるんです。次のページで汚れ別の下準備をご紹介します♪



もっと洗濯を楽しむための
アイデア3選


idea01 お気に入りを洗濯グッズにも


毎日使う洗濯グッズだからこそ、自分のモチベーションが上がるものを使ってみませんか?いい香りの洗濯洗剤やかわいいランドリーバスケットなど、取り入れるものはなんでもOK!


idea02 正しい洗濯方法を知る


洗濯したのに汚れがうまく落ちていないと、がっかりしてしまいますよね。洗濯をたのしむために、正しい洗濯方法を知るのもおすすめ。上手に汚れが落ちたら、気分もすっきりしますよ♪


idea03 便利グッズを上手に使おう!


毎日するものだからこそ、無駄は省きたいですよね。探してみると、安価で便利な洗濯グッズがたくさんあります。上手に取り入れて、毎日の洗濯時間を負担に感じないようにするのも大切ですよ。


洗濯上手さんの小ワザ3選

プレウォッシュ液で汚れ知らず


プレウォッシュ液とは、洗濯洗剤と水1:1の量をスプレーボトルに入れて混ぜたもの。選択前に事前に汚れに吹きかけておくことで汚れが落ちやすくなります♪1週間ほどで使い切って。


洗濯槽に入れるのは直前が◎


洗うものを洗濯槽に入れるのは、洗濯の直前にしましょう。洗濯槽の中では雑菌がわきやすく、生乾き臭の原因に。ランドリーバスケットを上手に活用して保管してくださいね。


洗濯ネットはぴったりサイズ!


洗濯ネットのサイズは入れば良いわけではないんです!洗濯中にネットの中で衣類が動かないよう、できるだけぴったりサイズを使用して。大きい場合は、口を結んでしまってもOK。



教えて!
洗濯にまつわる疑問あれこれ

ふと不思議に思ったり、ちょっとだけ不満に思ったり。洗濯は毎日やることだからこそ、気になってもそのままになってしまうちょっとした疑問たちに、どどんと回答していきます♪

Q.1 部屋干しで生乾きの臭いをつけないコツは?

A. 濡れている時間を少しでも減らすことが臭い軽減のコツ!


 生乾き臭の最大の敵は湿気。空気にふれる面積を増やし、できるだけ早く乾かしてしまうことがポイントです。デニムなどの厚めのボトムスはピンチハンガーで隙間ができるように干す、スウェットトップスなどは幅のあるハンガーに干して隙間を作るのがおすすめ。リビングやダイニングに干すのではなく、洗面所や浴室などで換気扇をつけて、除湿機を稼働したり扇風機の風を当てておいたりするのも効果的です。


Q.2 一度ついた生乾き臭がなかなかとれません。どうしたらいい?

A. 普通に洗っても取れないかも。こんな方法を試してみて。

 一度ついてしまった生乾きの臭いは、再度同じように洗濯しても取れないことが多いですよね。そんなときは、40度くらいのお湯に弱アルカリ性の洗剤を溶かしてしっかり泡だて、その中に5時間ほどつけ込んでからいつもの洗濯を。それでも臭いが残っている場合は酸素系漂白剤も有効ですが、生地が傷むのであまりおすすめしません。


Q.3 シミがついちゃった。クリーニングに出さないといけない?

A. 洗濯前のひと手間が大切です。シミの原因や性質によって、対処法も違うから注意。

しょうゆ・ケチャップ
しょうゆやケチャップは水溶性の汚れ。乾いた布やティッシュで抑えて水分をとり、できるだけ早くプレウォッシュ液を吹きかけ10分ほど浸けおく。その後ぬるま湯でもみ洗いし、汚れが取れたらいつも通りの洗濯を。取れていなければ、漂白剤を使っても◎。


泥汚れ・サビ
不溶性の泥汚れやサビ汚れには男性用のスクラブ洗顔が効果的。たたんだタオルの上に衣類を置き、歯ブラシなどで汚れに洗顔料をこすりつけ、揉み込みます。それでも取れないガンコな汚れには、漂白剤を溶かしたぬるま湯に一晩つけておき、その後いつも通りの洗濯を。


クレヨン
油分の多い油溶性のシミには、台所用洗剤とオイルクレンジングが役立ちます。台所用洗剤とオイルクレンジングを1:1で混合わせたものを歯ブラシで汚れに優しく叩き込み、少し置いたらもみ洗いを。汚れが取れたらいつもの洗濯へ進みましょう。


ファンデーション
粒子が細かく、繊維の奥まで入り込んでしまうファンデーション。極力早くプレウォッシュ液を付いた箇所にスプレーし、洗濯ブラシや歯ブラシで10分ほど叩いて汚れを浮かしましょう。その後はいつも通りの洗濯へ進みます。


Q.4 洗濯機をドラム式と縦型で迷ってます!それぞれどう違うの?

A. 洗濯物の洗い方が大きな違い。使う用途でどちらが良いか考えてみて。

 ドラム式洗濯機はドラムを回転させ、洗濯物をドラム上から下へ落とすたたき洗いが中心なのに対し、縦型の洗濯機は洗濯槽に水を溜め、その回転で水を動かして洗濯物をもみ洗いします。そのためドラム式のほうが洗濯に使う水の量は少なくてすみますが、たたき洗いによる衣類の傷みが早いのも事実。
 1日の洗濯回数が多かったり、泥汚れが多かったりする場合は縦型、毎日乾燥まで洗濯機に任せたい場合はドラム式を選ぶなど、家庭の洗濯事情にあわせて検討するのがおすすめです。