花粉皮ふ炎ってなに?
どうして肌が荒れるの?

 くしゃみや鼻水など、日常生活にも大きな支障をきたす花粉症。そんな花粉症の症状のひとつに、肌にかゆみや赤みが出る、ヒリヒリして痛い、乾燥するといったものがあるんです。花粉皮ふ炎と呼ばれ、比較的女性に症状が出ることが多いとされています。花粉皮ふ炎の症状が出る出ないの差は、肌のバリア機能が正常に働いているかどうか。
 健康な肌であれば花粉を肌表面ではね返すことができるため、アレルギー反応が出ることはありません。
でもバリア機能の弱まった肌は付着した花粉を肌の内部まで通してしまうことで抗体が反応。赤みや痛みが出てしまうのです。もともとアトピー性皮膚炎などの疾患がある場合は、特に注意が必要です。



花粉の季節に向けていまからできる肌支度
4つのヒント





SKIN CARE

花粉皮ふ炎を防ぐために大切なのは、とにかく肌のバリア機能を正常に戻すこと。いくら保湿しても乾燥する、普段使っているものも刺激になるようなら、一度病院を受診してみて。

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洗顔前に水洗いで花粉をすすぐ


顔についた花粉を直接肌にこすりつけないよう、洗顔前に水洗いができるとベスト。クレンジングや洗顔料も、肌に刺激の少ないタイプを選びましょう。


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スキンケアはミニマムに


肌がピリピリするときは、刺激になる化粧水や乳液、美容液はお休み。油分を多く含んだクリームやワセリンだけのケアに切り替えて。塗るときも、広げるのではなく押し当てる感覚で。


FOODS

肌にとって良いものは外から補充するだけではなく食事から取り入れることを意識して。特に腸と免疫は切っても切れない関係!いまから腸内環境を整えつつ、春を待ちましょう。

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和食を意識するのが◎


腸内環境を整えるためには、やっぱり和食が◎。お味噌汁や納豆をプラスするなどできる範囲からはじめて。また、抗酸化作用のあるほうれん草やトマトなどの食品も意識して摂りましょう。


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お酒は控えるのがベスト


お酒は体温が上昇してかゆみが増してしまうことも。肌以外の花粉症の症状も悪化することが多いです。どうしても飲みたい時は飲みすぎないように気をつけて、適度に楽しむようにしましょう。


SLEEP

花粉皮ふ炎は、そもそも花粉へのアレルギーが原因。免疫を高めることで、ある程度症状を緩和することだって夢ではありません。質の良い睡眠を心がけて、免疫力をアップ!

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睡眠時間の理想は6〜7時間

ちょうど良い睡眠時間は人それぞれですが、基本的には6〜7時間の睡眠が理想的と言われています。休日だからといってお昼まで寝ているような生活は、見直したほうがいいかもしれません。


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夜間でも換気は控えめに

室内で肌に花粉が付着するのをできるだけ防ぐために、夜間であっても窓を開けての換気はなるべく控えて。空気清浄機を活用すると◎。雨の日は花粉が湿気で舞いにくくなるので、換気チャンスです。


WORK OUT

免疫力を高めるには、適度な運動が大切。とはいえ忙しい毎日のなかで、時間をとって運動するのは難しいですよね。日常のちょっとした場面で、運動をプラスしてみませんか?


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ひと駅ウォーキングはいかが?

特別な運動ではなく、毎日の生活のなかで置き換えられる運動がおすすめ。ひと駅先に降りて目的地まで歩いたり、自転車移動や、階段をのぼってみたりなど、毎日続けられるものを選んで。


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就寝前のストレッチや瞑想も◎

心に余裕をもたせることも免疫力アップの秘訣。アプリを使った瞑想や、ベッドに入る前のかんたんなストレッチで副交換神経に切り替えて。


教えて!みんなの花粉肌対策

hugkumi+にも、花粉の時期に肌荒れで悩むスタッフが多いんです。そんなスタッフが毎年どんな対策をとっているのか、聞いてみました!


オイルカットのアイテムでスキンケア


べたつきを抑えるために、化粧水や乳液もオイルカットのものを使用。乾燥が気になるときは化粧の上から使えるミストでうるおいをプラスします。


シンプルメイクに切り替えます


メイクを最小限にします。目をこすってしまうから、ポイントメイクもなし!メイクの仕上げに花粉をブロックしてくれるスプレーも活用していますよ。


ヘアスタイルも花粉用にチェンジ


髪についた花粉が肌にもたくさん付着すると聞いて、花粉の季節は髪が顔にかからないように工夫しています。整髪料を変えてベタつきをなくすのもおすすめ。