ふるさとを離れて早12年。いまでも笹の季節になると、実家の両親から笹巻きが送られてきます。夫とふたりでは食べきれず、会社に持っていくのがお決まりのパターン。お昼休みに茹で、スタッフみんなにふるまいます。そこで「美味しい!」「今年も待っていました!」という声を聞くのが楽しみです。
福岡という土地で、私が生まれ育った島根の、ふるさとの味を美味しいと言ってもらえる。それがどれだけ嬉しいことか。家族との思い出と一緒に会社のみんなとの思い出もつくってくれる、私にとって「笹巻き」は過去と現在、未来を繋いでくれる大切な宝物なのです。
