日本人はいつからコーヒーを飲んでいる?
暮らしのさまざまなシーンで活躍してくれるコーヒー。日本でのコーヒー文化のはじまりとして有力なのは、江戸時代に長崎の出島にオランダの商人が持ち込んだという説。その後文明開化とともに広がりました。今では自宅で気軽に楽しむ方も多くいらっしゃいますよね。
でも、自宅でコーヒーを淹れるのは難しそうでハードルが高いし、上手に淹れられないからおいしくない気がする。そんなふうに感じたことはありませんか?今回はそんなコーヒー初心者でも楽しめる、コーヒーはじめの一歩をご紹介いたします。
自宅でのいろんな楽しみ方
豆から挽いて淹れる

自宅で最もおいしくコーヒーを味わうことができるのが、淹れる直前に豆を挽く方法。手順がひとつ増えてしまいますが、豆の鮮度を長く保つことができます。コーヒーを淹れる手順も楽しみたい人にはもってこいの楽しみ方です。
粉から淹れる

コーヒー豆は、挽いて粉にした状態で購入することもできます。家に豆を挽くミルがない場合はとても便利ですよね。コーヒー豆は酸素に触れれば触れるほど味が落ちるため、粉で購入する場合は少量ずつの購入がおすすめです。
ドリップパックで淹れる

同じ粉から淹れる方法でも、もっと手軽に楽しめるのがドリップパックを使った飲み方。特別な道具がなくてもお湯を注ぐだけでコーヒーを淹れることができるため、すぐに飲みたいというときに便利です。
コーヒー豆のあれこれ
コーヒーのおいしさは豆で決まるってほんと?
コーヒーの味わいの大部分が豆で決まるのは本当。でも、よく売り場で見るブラジルやコロンビアといった産地ではなく、その後の「焙煎度合い」で決まることをご存じですか?もちろん産地による豆の味の特徴はありますが、どの産地で育った豆も浅く焙煎すれば豆本来の酸味が活かされたフルーティーな味わいに、深く焙煎すれば香ばしい苦味が味わえるようになるんです。
ほんとうに大切なのは、豆をいつ挽くか。
コーヒーを一番おいしく飲むために大切なのは、淹れる直前に豆を挽くこと。豆は酸素に触れたぶんだけ新鮮さが失われ、30分もすると味が平坦になってしまいます。自宅でもコーヒーショップのような味わい深いコーヒーが飲みたい場合は、手間は増えますが、コーヒーを淹れる直前に豆を挽いてみてください。焙煎の深さと味の関係
ドリッパーのあれこれ
ひとくちにおうちでコーヒーを淹れると言っても、淹れ方がたくさんありすぎて違いが分からない。そんな方のために、味の決め手にもなるドリッパーの種類と特徴をご紹介します。
No.01 台形ドリッパー
\初心者におすすめ!/
コーヒーが抽出される穴が小さい台形のドリッパーは、初心者でも失敗の少ないタイプ。淹れる人の技術が味に反映されにくく安定した味になります。初心者さんは、まずこちらでチャレンジ!
No.02 円錐形ドリッパー

玄人向けの円錐形。粉の層が厚くなるため、お湯を落とすスピード次第で味を変えることができます。味の微調整をしたい方におすすめ。
No.03 ステンレスメッシュフィルター

ペーパーレスなのでエコ。豆の味がダイレクトに味わえるぶん、豆選びが重要。旨味が出て、豆の油分も残るため、濃厚な味わいが好みの方に。
No.04 エアロプレス

粉とお湯を入れ、手で押しながら空気圧でコーヒーを抽出するエアロプレス。専用のペーパーフィルターが必要になりますが、比較的短時間で抽出できるのが特徴です。濃いめなのにまろやかな口当たりの良い味わいが楽しめます。
No.05 フレンチプレス
豆の持つ特徴をダイレクトに味わえるフレンチプレス。ペーパーフィルターを使わないので、少ない道具でかんたんに淹れることができます。粉が細かいと舌触りがざらつくことがあるため、豆は粗挽きがおすすめ。きほんの淹れ方

STEP.01 まずは道具をセット!

ドリッパーにペーパーフィルターをセットしましょう。使うドリッパーの形によってフィルターの形も違うので注意です。ステンレスドリッパーの場合はペーパーが必要ない場合も。
STEP.02 コーヒー粉を入れましょう。

フィルターにたっぷりの粉を入れて、トントンとならします。コーヒー粉は淹れる杯数やカップの大きさによって量を変更して。目安はコーヒーカップ1杯あたり10g。
STEP.03 円を描くようにお湯を注いで、30秒蒸らす。

サーバーに数滴落ちる程度の少量のお湯を粉の真ん中に円を描くように注ぎ、30秒ほど蒸らします。お湯はコーヒーポットに移して注ぐと◎。蒸らし終わったら、3〜4回に分けて残りのお湯を注ぎます。
STEP.04 お湯が落ちたら完成!

ドリッパーからお湯が落ちたらコーヒーの完成。お気に入りのコーヒーカップに移してどうぞ。ドリッパーに残る最後の抽出液は雑味があるため、落ちきる前にサーバーから外すことでより雑味のないコーヒーに仕上げることができます。
さいごに
今回はおうちコーヒーについてご紹介しました。豆だけでなく、淹れ方にも違いが出るコーヒー。
今回ご紹介した淹れ方を、ぜひおうちでいろいろ試してみて、お気に入りの一杯を見つけてみてはいかがでしょうか。

